石灰化上皮腫

石灰化上皮腫

石灰化上皮腫とはその名の通り皮膚の一部が石灰のように硬くなる良性の皮下腫瘍の一つです。他の皮膚皮下腫瘍と同じようになぜ発生するのか原因は分かっていませんが、毛母腫(pilomatorixoma)という別名が現すように毛根に存在する毛母細胞を起源とする腫瘍です。比較的若い人、特に小児の顔(まぶた)、腕、頸などに発生することが多いようです。

症状

好発部位は顔面、頸部、上肢です。石灰化上皮腫ができると、皮膚の下に石のように硬いしこりを触れます。ほとんど無症状ですが、圧痛(押した時の痛み)を感じることはあります。色は皮膚の色か、下の腫瘍が透けると青黒い色に見えることもあります。腫瘍の表面は波打っており、力を加えると皮膚の内側で移動させることが可能です。また、悪性の腫瘍も硬く表面が凸凹していることが多いですが、表面から触っても皮膚の内側で動くことがありません。石灰化上皮腫は皮膚の下で可動するのに対し、悪性の腫瘍は可動しないといった違いがあります。ただし、腫瘍が極端に大きかったり可動性が悪かったりする石灰化上皮腫は、悪性の腫瘍と見分けがつかない場合もあります。

治療

石灰化上皮腫は良性腫瘍であり、急激に大きくなることは余りありません。しかし、放置しておいて自然に治癒することはまれです。感染を起こすと腫れてしまったり、大きくなると破裂したりする場合もあります。また、摘出して病理検査を行うまでは、最終的ながんとの鑑別ができないため、基本的には外科的な手術を行って摘出することになります。摘出手術は、概ね10~11歳以上で比較的小さいものであれば、入院せずに局所麻酔で行うことができる場合が多いです。ただし、腫瘍が大きかったり、小さな子どもであったりする場合には、入院して全身麻酔管理のもとで手術を行うケースも多いです。

 

 

皮膚科の疾患

 

当院で掲載している疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、全ての疾患の検査や治療を行えるわけではありません。

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