ジアノッティ病

ジアノッティ病

ジアノッティ病とは、B型肝炎ウイルスが原因で発症する病気です。手足など四肢末端に盛り上がりを見せる皮膚病変と、急性肝炎の症状を同時に呈するようになります。
皮膚に特徴的な所見の広がりを生じることから、B型肝炎ウイルス感染を疑うきっかけになることもあります。同じような症状を呈する病気にジアノッティ・クロスティ症候群があり、これはB型肝炎ウイルス以外のウイルス、たとえばEBウイルスやサイトメガロウイルスなどのウイルス感染が原因で引き起こされます。
ジアノッティ病はいわば急性B型肝炎を起こしている状態なので、基本的には対症療法で経過観察を行います。近年では定期接種としてのワクチンによるB型肝炎の予防接種の普及や輸血製剤の管理法の改善などにより、B型肝炎ウイルスに罹患すること自体が減少しているため、ジアノッティ病はあまり見られなくなってきています。

ジアノッティ病の原因

原因として、いくつかのウイルス感染が知られていますが、その中で最も多いのがEBウイルスというウイルスです。EBウイルス以外では、サイトメガロウイルス、コクサッキーウイルスA16、エコーウイルスなどがあります。B型肝炎ウイルスが原因の場合を、特にジアノッティ病(症候群ではなく病)といいますが、B型肝炎ウイルスワクチンが定期接種となった現在ではほとんどみられません。
※EBウイルスはヘルペスウイルスの仲間で、ほぼ100%の人が感染するウイルスです。感染してもほとんどの人は無症状ですみますが、一部の人に症状が出ます。感染する年齢により出現する症状も様々ですが、乳幼児期の感染時にみられるものとしてはジアノッティ症候群が多いようです。ちなみに思春期以降の感染では、伝染性単核球症という発熱やリンパ節腫脹がみられる疾患が多くなります。そして、一度感染すると体に感染し続けますが、免疫が正常であればその後は症状はみられません。

症状

ジアノッティ病の症状は
皮膚症状:手足の先から始まり、3~4日の間に大腿、上腕、顔面へ広がっていきます。米粒大の充実性丘疹、紅斑や紫斑、膨疹なども起こります。
比較的全身症状は軽度でリンパ節を触知、肝臓腫大することもありますが、黄疸はほとんどみられません。

治療

ジアノッティ病は、自然治癒が期待できます。そのため、発熱に対しては解熱剤、かゆみにたいしてはかゆみ止めの内服薬や塗り薬などの使用といった対症療法をとりつつ、安静や食事療法などを併せて実施します。まれに慢性化することがあります。
近年の日本では、B型肝炎ウイルスのワクチンが定期予防接種として導入されています。1歳未満の乳児が接種対象となっています。ワクチンによる予防接種を受けて対策をとることが、ジアノッティ病発症の予防につながります。

 

 

皮膚科の疾患

 

当院で掲載している疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、全ての疾患の検査や治療を行えるわけではありません。

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