稗粒腫

稗粒腫

稗粒腫とは、表皮の下に出現した直径1-2mmの白~黄白色の硬い丘疹(ブツブツ)で、表皮嚢腫(のうしゅ)、粉瘤(ふんりゅう)の小さいものと考えられています。眼の周りや頬、陰部などにみられることが多いです。
痛みや痒みはありません。
顔面に発生しやすく特別な原因がなく生じる原発性(げんぱつせい)稗粒腫と、熱傷や外傷、皮膚が剥がれるような疾患、皮膚を削り取る手術後などに生じる続発性(ぞくはつせい)稗粒腫があります。
どちらのタイプも見た目の違いはほとんどなく良性の腫瘍ですので、放置しても特に支障はありません。
白ニキビのように見え、目の周りに多発し、お化粧でも隠すのが難しい為、美容的観点から治療を希望される方も少なくありません。

原因

稗粒腫ができる原因は、はっきりとは分かっていません。何かしらの原因で皮膚にできた袋状のものに、角質(ケラチンというタンパク質)が溜まってできます。生まれつきある方もいれば、擦り傷などの外傷が治った後にできることもあります。汗をかきやすい方、加齢などで肌の新陳代謝(ターンオーバー)が滞るとできやすいと言われています。

稗粒腫ができやすい部位

稗粒腫は顔周辺にできやすい症状です。
なかでも、以下3ヵ所のような目に近い部分にできやすいのがポイントです。
・目の周り
・目の下
・まぶた
人によっては鼻先やあご周りなどにできる場合もあります。

稗粒腫ができやすい体質

稗粒腫はできやすい体質と、そうでない体質があります。稗粒腫ができやすいのは、「水ぶくれができやすい」あるいは「汗をよくかく」という体質の方です。また、稗粒腫はどちらかというと女性にできやすいといわれています。また、加齢に伴ってできやすくなることもあるようです。

治療

稗粒腫は良性で、周囲にうつしてしまう心配もないことから、必ず治療をしなければいけないものではありません。またお伝えしたように、生まれつきのものは、自然に消える可能性があり、診察の結果、経過を観察する場合もあります。一方、大人になってからできる稗粒腫は、自然に治る可能性は低く、見た目を気にして治療を希望する人もいます。
皮膚科で行われるおもな治療法の一つが、専用の器具を用いて患部を圧出する、という方法です。「圧出法」と呼ばれる方法で、注射針などを使って、皮膚の中にたまった角質のかたまりを外に出します。
また最近で薬剤を使い、皮膚を薄く剥がすことで、中の塊を取り出すケミカルピーリングという治療法があります。妊娠中の方や皮膚病の治療を行っている方は出来ないことがありますので、注意してください。

予防方法

子供のころからの体質でできやすい人はできますので、あまり良い予防方法はありません。ステロイドを使っているところに出てくることがあるので、ステロイドの塗り薬を塗っていたら白いぽつぽつが増えてきた……という事があれば、ステロイドを塗ることをやめた方がいいでしょう。

 

 

皮膚科の疾患

 

当院で掲載している疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、全ての疾患の検査や治療を行えるわけではありません。

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