水ぼうそう

水ぼうそう

水ぼうそうは水痘(すいとう)と呼ばれます。高熱や全身に赤い発疹がみられるのが特徴です。特に10歳以下のお子さんに多くみられる疾患ですが、大人も発症することがあり、大人の方が重症化しやすくなります。ワクチンの接種によって症状を和らげたり、発症を抑えることが期待できる疾患でもあります。

水ぼうそう(水痘)の原因

免疫機能が正常に働いている小児では水ぼうそうが重症化することはほとんどありません。ただし、T細胞免疫が抑制されているなど易感染状態の小児、コルチコステロイドの投薬治療や化学療法を受けている人、成人では、重篤化する危険性があります。なお、小児では熱性けいれん、肺炎、気管支炎などの合併症によって重症化することがあります。
感染力が非常に強く、感染者の唾液などの飛沫あるいはエアロゾル粒子を媒介とした空気感染、ウイルスが粘膜につくと感染が広がります。また、皮膚病変の部位に触れるなど、直接ウイルスと接触することでも感染は起こります。
水ぼうそうの感染力が最も強くなるのは前駆期と発疹期の最初のうちで、最初の皮膚病変が現れる48時間前の段階~最後の病変部位が痂皮化する段階まで感染性を持っています。

治療法

疱出現後24時間以内の抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル)の投与は健康な小児では症状を軽症化しますが、必ずしも必要ありません。感染の程度や重症化のリスクをふまえて治療を検討します。

予防法

水痘ワクチンで予防できます。水ぼうそうにかかっているひとと接触した後の予防接種は、生後12か月以上の水痘の免疫のない健康な小児および成人には禁忌がなければできる限り早く(3日以内か遅くとも5日まで)に接種を行います。

 

水ぼうそうのよくある質問

Q.なぜ3歳、4歳の者(特例措置の対象者)は水痘ワクチンを一回しか受けなくていいのですか?

A.生後12月から生後36月に至るまでの間にある方への水痘の定期の予防接種を導入した場合、社会的に水痘の流行が減少することが期待されます。そうすると、水痘への自然暴露の機会が減少することにより、罹患歴がなく、かつ、ワクチンを接種していない方については、免疫を持たないまま成人へと成長するおそれがあります。成人は水痘の重症化リスクが比較的高いとされているため、このようなことは望ましくありません。
今回の特例措置は、罹患歴及び接種歴のない生後36月から生後60月に至るまでの間にある方(概ね3歳、4歳の方)について、このようなリスクを減らすために実施するものです。水痘ワクチンは1回の接種により重症の水痘はほぼ100%予防できると考えられるため、特例措置の対象者については、1回の接種をすることとしています。

Q.すでに水痘にかかったことのある者は、水痘ワクチンの定期接種を受ける必要がありますか?

A.水痘にかかったことのある方は、水痘に対する免疫を獲得していると考えられ、基本的には水痘の定期接種の対象外となります。

Q.水痘ワクチンを接種することにより、どのような副反応の発生が想定されますか?

A.稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病等があります。
その他、一定の頻度で見られるとして報告されている副反応については下記のとおりです。
過敏症:接種直後から翌日に発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱等があらわれることがあります。
全身症状:発熱、発疹が見られることがあります。一過性で通常、数日中に消失するとされています。
局所症状:発赤、腫脹、硬結等があらわれることがあります。

 

 

皮膚科の疾患

 

当院で掲載している疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、全ての疾患の検査や治療を行えるわけではありません。

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