ホワイトニング歯磨き粉をメリット・デメリットをタイプ別で紹介

ホワイトニング歯磨き粉メリット、デメリット

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歯に付着した汚れをキレイにするために歯科医院でホワイトニングをしてもらいに行きたい!とは思いつつも、なかなか行くことができないという方もいるのではないでしょうか。

そんな方に、普段の歯磨きに取り入れるだけの、自宅で簡単にできる歯磨き粉によるホワイトニングは、ホワイトニング有効成分と毎日の正しいブラッシングによって、少しずつ本来の自然な歯の白さに近づけることができます。

ここでは、毎日の歯磨きのときにお手軽に始められるホワイトニング歯磨き粉をタイプ別で紹介していきます。

歯の表面が汚れてしまう原因は?

白く健康でキレイな歯でいるためには、毎日の歯のお手入れが必要になってきます。

毎日きちんと歯を磨いているはずなのに、普段の生活習慣や食生活なども影響して、歯の表面についてしまうプラークやステインは、毎日少しずつ歯に付着していき蓄積されていきます。

歯垢「プラーク」

歯の表面に膜のようになって付着している唾液の中の糖タンパク成分「ペリクル」に、口の中の環境がよくないときに細菌が付着してしまうことで、白色や黄白色をしている塊=歯垢(プラーク)がついてしまいます。

プラークは歯に付着する細菌やその代謝物の塊で、この中には細菌が約600種類も存在しており、歯垢1mg(耳かき1杯程度)に細菌は約1億個もいると言われるほど増殖します。

黄ばみ・着色汚れ「ステイン」

普段食べたり飲んだりする、お茶・コーヒー・チョコレート・赤ワインなど、色の濃い食べ物に含まれるポリフェノール類とペリクルと結びついてしまうことによってできた汚れが蓄積してしまうと、着色汚れや黄ばみ「ステイン」となってしまいます。

磨きにくい奥歯や歯並びの悪い歯の間、詰め物の周りなど、歯の表面についてしまう黄ばみや着色汚れは、一般的な歯磨き粉では除去することができません

歯の黄ばみや着色汚れを除去するには、自宅で手軽に始めることができるホワイトニング歯磨き粉の人気があり、歯磨き粉に配合されているホワイトニング成分と正しいブラッシングによって、歯の黄ばみや着色汚れなどの歯の表面の汚れを落とすことで、歯の本来の自然な白さに近づけます。

ホワイトニング歯磨き粉【タイプ別】メリット・デメリット

ホワイトニング歯磨き粉には、ペースト」「パウダー」「ジェルなど、さまざまなタイプのものが販売されています。

ホワイトニング歯磨き粉にはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットがあるため、自分の生活習慣に合わせて選ぶのがおすすめです。

一般的な「ペーストタイプ」

メリットデメリット
もっともポピュラーで手軽に購入しやすい
・種類が豊富
・持ち歩きやすい
・コストパフォーマンスがいい
研磨剤や発泡剤が配合されたものが多い
・電動歯ブラシに向いていない

ペーストタイプは歯磨き粉のなかで商品のナインナップが多く、ドラッグストアやネットなどで手軽に購入することができます

同じペースト状でも柔らかいものや硬めのものがあり、ホワイトニング効果だけではなく、虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏予防など、自分の目的に応じた歯磨き粉をたくさんの種類から選ぶことができます。

ペースト状の歯磨き粉には発泡剤が含まれていることが多く、口の中のすみずみまで泡を行き渡らせることができる反面、泡にごまかされて磨いたつもりでキレイに磨けていないことがあります。

また、電動歯ブラシを使用する歯磨きは、発泡剤の泡立ちが良いため飛散しやすくあまり向いていません。

歯に負担が少ない「ジェルタイプ」

メリットデメリット
・発泡剤、研磨剤が無配合のものが多い
・電動歯ブラシにも使用できる
・口腔内にフッ素を保持しやすい
・使用後の爽快感に欠ける
・ドラッグストアでの取り扱いが少ない
・ペーストタイプより価格が高い

ジェルは柔らかく粘着性が高いので、薬効成分が歯に密着して歯のすみずみまで行きわたりやすいのがメリットです。

ただし発泡剤の泡立ちに慣れている方にとっては、泡立ちが少ないのでスッキリ感がないと感じるかもしれません。

しかし、泡立ちが少ない方が歯の1本1本を丁寧に磨けるので、歯の隙間など細かいところまで汚れを除去することができます。

ジェルタイプの歯磨き粉には研磨剤が配合されているものが少ないので、電動歯ブラシを使用する方におすすめです。

電動歯ブラシは歯を研磨する力が強いため、歯磨き粉に研磨剤が配合されていると口腔内にダメージを受けやすいので、ジェルタイプであれば研磨成分による歯や歯ぐきを傷つけてしまう心配がほとんどありません

また、ジェルは薬効成分を口腔内に保持しやすいため、歯や歯周ポケットにも成分を密着させやすいため、虫歯予防に効果が期待できるフッ素も歯の表面にコーティングしやすくなります。

特にインプラント治療をした方は、研磨剤が配合された歯磨き粉を使用すると、研磨剤の粒子が歯ぐきとインプラントの間に入り込んで炎症を起こしてしまう可能性があるため、研磨剤が無配合のものが多いジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。

少し使い方にコツがいる「パウダータイプ」

メリットデメリット
・有効成分を高濃度で配合できる
・粒子が細かく汚れが除去しやすい
・活性炭配合のパウダーは取扱いに注意が必要
・水分で粉が固まってしまう

パウダー状のホワイトニング歯磨き粉は缶などの容器に入っており、パウダーを歯ブラシにつけて使います。

粉末なので、ペーストタイプよりも粒子が細かいため、歯の隙間に入り込むので細かい汚れも落とすことができます。

パウダータイプは歯ブラシを直接つけてしまうと雑菌が入ってしまうことがあるので、使用する分だけを小皿などに移してから磨きます。
他の歯磨き粉と比較すると磨くまでの動作に手間がかかってしまうので、面倒だと感じる方もいるかもしれません。

ですが、水が含まれない分だけホワイトニングの有効成分を多く配合できるので、歯を白くする効果をより期待することができます。

また、活性炭が使用されているパウダータイプのホワイトニング歯磨き粉は、炭の吸着作用と消臭効果があり、研磨剤のように歯を削ることがなく、表面の着色汚れを落として口臭を予防できます。

黒い色素がたくさん含まれているため、歯磨きの後にしっかりと口をゆすいでしっかり洗い流さないと、歯が黒ずんでしまう原因となるため注意が必要です。

活性炭は人間の身体に直接害はない物質ですが、パウダーを吸い込んで肺に入ってしまうと、皮膚、眼、鼻、喉などを刺激してしまう可能性があります。

ホワイトニング歯磨き粉におすすめの有効成分

ホワイトニング歯磨き粉を使用するときには、ペーストタイプ・ジェルタイプ・パウダータイプすべてにおいて、効果を実感しやすい有効成分が配合されているものを選びたいですね。

ネットやドラッグストアなどで購入するときに、自分の目的に合った成分表をチェックして選びましょう。

ホワイトニング効果に期待ができるおすすめの成分を紹介しますので参考にしてみてください。

ハイドロキシアパタイト


ハイドロキシアパタイトは人間の歯のエナメル質の97%を構成する主成分で、自然界の生体や鉱物の構成成分として存在する物質です。

歯と同じ成分でできているため固さが似ており、歯の表面のエナメル質についてしまった細かい傷に、ハイドロキシアパタイトの成分が浸透して凸凹の傷を埋めてくれるので、美しい歯にしたい方におすすめの成分です。

また、ミネラル成分が溶け出した部位にカルシウムイオンとリン酸イオンを補給してくれるので、初期虫歯を再石灰化してくれます。

薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP(エムハップ)>


薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP(エムハップ)>は、株式会社サンギが独自の技術によって開発した虫歯予防の薬用成分のことで、一般的なハイドロキシアパタイトと効能効果が区別されている成分で、3つの作用でむし歯予防効果のある薬用成分として1993年に誕生しました。
・歯垢や口内細菌を吸着して除去
・歯の表面の目に見えないキズを修復
・初期むし歯の再石灰化

「薬用」とついていなハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)は、ただの研磨剤や基剤という扱いになりますが、エナメル質と同じ成分なので、歯の表面の汚れを削って落とす一般的な研磨剤とは違い、エナメル質自体を過度に削るという心配はないと言えます。

ポリリン酸ナトリウム


ホワイトニング歯磨き粉で使用される「ポリリン酸」は、粒子が大きい研磨剤のように歯の表面を削ることなく、歯の表面に付着したステインに近づいて結合して、歯の表面から汚れを剥がして自然に汚れを落とします。

歯の表面に付着している黄ばみや着色汚れが気になっている方におすすめの成分で、黄ばみや着色汚れを落とす効果と同時に歯をコーティングして、汚れや着色が再び付着しないように予防をしてくれます。

市販品のホームホワイトニングジェルとは

ホワイトニング歯磨き粉の他に自宅でできるホワイトニングの方法の1つであるホームホワイトニングには、歯科医院で処方されるものと市販品のジェルがあります。

歯科医院やホワイトニング専門クリニックで処方されるホワイトニングジェルは、オーダーメイドのマウスピースを作ってから、医療機関の有資格者だけに許可されたホワイトニングで使用する過酸化水素とほとんど同じ成分で低濃度の「過酸化尿素」の薬液です。

自宅でマウスピースに処方された薬液のジェルを流し込んで装着して、毎日時間をかけて薬剤を浸透させて歯の内部にある象牙質の黄ばみまで毎日アプローチして、現在の歯より白くすること目指します。

一方、市販品のホワイトニングジェルは、一般的な歯磨き粉で歯磨きをした後にプラスするケアとして使用します。

食べ物やタバコのヤニによるステインや黄ばみを、ジェルを歯ブラシやペン型ならば直接歯に塗り、ジェルが口内に行き届くようにブラッシングして落とします。

市販品のホワイトニングジェルは歯科医院で処方される「ホワイトニングジェル」と名前は同じですが、市販のホワイトニング歯磨き粉と同じように、ブラッシングと併用することで歯の表面のステインや黄ばみを除去するということですね。

ホワイトニング歯磨き粉と同じで、ホワイトニングの効果を実感しやすいポリリン酸Naやハイドロキシアパタイトが配合されているものを選ぶようにしましょう。

歯のすみずみまでキレイにするブラッシングの仕方

歯の表面についてしまった黄ばみや着色汚れは、ホワイトニング歯磨き粉の成分とブラッシングの効果によって、キレイに除去することができるのですが、正しいブラッシングをしなければしっかりと効果を実感することができません。

歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで汚れを除去して、本来の自然な歯の白さに近づけることができます。

磨き残しが多くなってしまう方のブラッシングは、磨きやすいところだけ磨いて、奥の方の磨きにくいところは適当に磨いてしまっています。

ブラッシングをする位置があちこち飛んでしまわないように、磨く順番を決めて1本1本を優しくブラッシングするのがおすすめです。

正しいブラッシングの方法

スクラビング法

歯の外面に歯ブラシの毛先を90度の角度であてて、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
奥歯の裏側や嚙み合わせ面の歯垢(プラーク)の除去に適しています。

バス法

歯と歯茎の境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方で、歯垢(プラーク)の除去と歯茎のマッサージ効果があります。

おすすめのブラッシング方法

スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせて磨く

 

ブラッシングをした後に舌で歯の表面を触ってみると、歯の表面のプラークが除去されて、ザラザラからツルツルになっているのがわかるでしょう。

タイプ別で選ぶホワイトニング歯磨き粉 まとめ

ホワイトニング歯磨き粉には「ペースト」「ジェル」「パウダー」などのタイプがありますが、歯の黄ばみや着色汚れをキレイにしたい方は、まず価格なども手軽にチャレンジすることができるペーストタイプのホワイトニング歯磨き粉がおすすめです。

ただし、研磨剤の含有量が多いと歯を傷つけてしまう可能性があるため、研磨剤の多さや粒子の大きさには注意しましょう。

ホワイトニング歯磨き粉の有効成分としておすすめの成分は、先ほど紹介しました「ハイドロキシアパタイト」「ポリリン酸ナトリウム」など配合のものがおすすめです!