歯ブラシと電動歯ブラシの特徴や違いを徹底比較!

歯ブラシと電動歯ブラシの違い

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歯磨きをするということの目的は、口内の汚れであるプラーク(歯垢)を除去することです。

歯を磨く道具として、手で磨く歯ブラシ電動歯ブラシがありますが、比較的手に入りやすいのは歯ブラシなので、歯科医院などで行われる磨き方の指導では歯ブラシが使用されていますね。

歯ブラシと電動歯ブラシは、口内の状態や歯並びなど、使用する人によってどちらがいいか変わってきます。

ここでは、歯ブラシと電動歯ブラシどちらでもできる正しい歯の磨き方や、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。

どちらが自分で扱いやすく、しっかりと磨くことができるのか選ぶときの参考にしてみてください。

歯ブラシと電動歯ブラシの違いを比較

歯ブラシと電動歯ブラシの違い、特徴

健康で美しい歯を維持していくためには、口の中の病原因子を効率よくキレイに取り除いて、自分に合った歯ブラシや電動歯ブラシを選んでケアしていくことが大切になります。

ここでは手で磨く歯ブラシと電動歯ブラシの違いについて比較していきます。

歯ブラシと電動歯ブラシを比較

歯ブラシ電動歯ブラシ
価格約¥100~
 ¥900
約¥400~
 ¥40,000
重さ約10g約30〜140g
磨く時間約5分以上2分程度
磨きやすさキレイに磨く技術がいる誰でも簡単に歯垢が落とせる
歯ブラシ
交換時期
1ヶ月に1回3ヶ月に1回
替えブラシ
価格
¥100~
¥900程度
¥300~
¥2,000程度

歯ブラシと電動歯ブラシの「価格」を比較

歯ブラシと電動歯ブラシの値段比較

歯ブラシ」は、コンビニやホームセンターなど、近くにあるほどんどのお店で簡単に安く手に入れることができます。

ネットなどでも○本セットという形で安く販売されているなど、電動歯ブラシと比較すると安価で購入することができます

電動歯ブラシ」は、回転式や振動式、超音波式など、さまざまな種類がラインナップされており、タイプごとに特徴も異なります。

価格も約¥400~¥40,000と機能性によって幅が広くなっています。

便利で効果が高くモードが多彩なものほど高価格で、シンプルな機能のものほど安価です。

歯ブラシと電動歯ブラシの「重さ」を比較

歯ブラシと電動歯ブラシの重さの比較

歯ブラシ」1本分の重さは、一般的に約10g程度ですが、歯ブラシの素材や形状によって重さは違います。

例えば、プラスチック製の歯ブラシよりも、竹製や馬毛製の歯ブラシの方が軽くなります。

また、ヘッドのサイズやハンドルの長さも重さに影響し、その歯ブラシの重さは、歯磨きの効果にも関係してきます。

電動歯ブラシ」は軽くて細いペングリップのものと、重くて太いパームグリップのものがあります。

重さは、約30〜140g程度と重さにも幅がありますが、手の大きさに合った電動歯ブラシであれば、重さはほとんど気になることはないようです。

電動歯ブラシの場合は、重さよりも安定して持ちやすいものを選んだ方がいいでしょう。

歯ブラシと電動歯ブラシの「磨く時間」を比較

歯ブラシと電動歯ブラシの磨く時間比較

歯ブラシ」の場合は、1本1本を優しく丁寧に正しいブラッシングをするため、電動歯ブラシよりもキレイに磨くまでに時間がかかります。

電動歯ブラシ」は、どんな人でも自分で手を動かさず、1本1本歯に当てるだけで歯垢をキレイに除去することができます。

電動歯ブラシには4種類の駆動方式のものがあり、それぞれに特徴によって歯垢を除去する時間が変わります。

歯ブラシよりは圧倒的に1本1本を磨けるのは早いので、2分程度で磨きあげることができるでしょう。

歯ブラシと電動歯ブラシの「磨きやすさ」を比較

歯ブラシと電動歯ブラシの磨きやすさを比較

歯ブラシ・電動歯ブラシに共通していることですが「歯を1本1本を優しく丁寧に磨いて歯垢を除去する」ということはどちらも変わりません。

歯ブラシ」の場合のブラッシング圧は、測りにヘッドをあててグッと力を入れたときに「150g」が最適な力と言われています。

このブラッシング圧で歯医者さんが推奨している正しいブラッシング方法により、1本1本を優しく丁寧に磨きます。

電動歯ブラシ」は、手にきちんとフィットしていれば、どんな人でも自分で手を動かさなくても、歯に当てるだけで歯垢をキレイに除去することができます。

コスト面が問題なく磨きやすさを重視するならば機能性が高い電動歯ブラシがおすすめです。

歯ブラシと電動歯ブラシの「歯ブラシの交換時期」を比較

歯ブラシと電動歯ブラシの交換時期

歯磨きは毎日するものなので、ブラシはだんだんと不潔になってきたり、毛先が広がってしまって歯垢除去率が悪くなり、歯をキレイに磨けなくなってきます。

歯ブラシ」は、安価なので消耗品として購入しやすいので、使用頻度や歯の状態にもよりますが、1ヶ月に1回替えるのが理想です。

電動歯ブラシ」の交換頻度はメーカーによって違いはありますが、一般的に3ヶ月に1回と推奨しているところが多いようです。

交換用ブラシの価格は¥300~¥2,000程度とさまざまなので、購入するときは本体の価格だけではなく、交換用ブラシの価格もチェックしておくといいでしょう。

歯ブラシと電動歯ブラシのメリット・デメリット

歯ブラシと電動歯ブラシのメリット・デメリット

毎日の歯磨きで口内をしっかりとキレイにするためには、自分に合った歯ブラシや電動歯ブラシを選ぶことが大切です。

  • 汚れがキレイに落ちるか
  • 磨きやすいか
  • 歯と歯肉の境目が痛くならないか

この3つが選ぶときのポイントになるのですが、購入前には実際に使用していないのでわからないですよね。

口の大きさや歯の形、歯並びなどは一人ひとり違っているため、自分の口に合った歯ブラシを使うことで口内の汚れを除去する力が変わってきます。

歯ブラシが自分に合わず間違ったサイズや硬さの歯ブラシで磨いてしまうと、歯茎に傷がついてしまったり、細かい隙間に磨き残しがあることで虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。

歯ブラシであれば価格も安いので、使用感が合わなくてもすぐに合うものに変えることができます。

しかし、電動歯ブラシの場合は歯ブラシと比較すると価格が高いのですぐに変えることがなかなかできません。

電動歯ブラシにもいくつかの種類があるため、購入前にそれぞれの特徴やメリット・デメリットを知っておきましょう。

まずは、歯ブラシのメリット・デメリットから紹介していきます。

歯ブラシのメリット・デメリット

歯ブラシのメリットとデメリット

一般的に歯ブラシと呼ばれているのは手動の歯ブラシのことで、多くのメーカーから年齢や用途によって、さまざまな種類の歯ブラシが販売されています。

歯ブラシのメリット

  • どこでも手に入りやすい
  • 価格が安い
  • 種類が豊富
  • 年齢や口内の状態に合わせて目的別に選べる

歯ブラシは、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、どこのお店にも売っているのでお出かけ先などでもすぐ購入することができます。

種類も豊富なので、サイズやブラシの硬さなど、自分の口の状態に合ったものを選ぶことができます。

歯ブラシの価格は数百円程度で安ければ数十円でも購入できます。

歯ブラシは毛先が広がっていなくても先端は摩耗して清掃効率は実は2週間位で段々と落ちてきてしまい、衛生面でも交換時期理想は1ヶ月に1回とされています。

使用してみて自分の口に合わないなと思ったときにすぐに他の歯ブラシに変えても、1ヶ月に1回でも気兼ねなく交換しやすく清潔で清掃効率を保つことができます。

歯ブラシのデメリット

  • 正しい歯の磨き方を身につけることが必要
  • 磨ききるのに時間がかかる

歯ブラシは種類が豊富なので、小回りがきいて細部まで磨くことができる自分に合った歯ブラシを選ぶことができます。

しかし、奥歯は磨き残しができやすく、正しいブラッシングをするためのコツが必要です。

同じ歯ブラシでも人によって磨き方に大きな差が出てしまうのも、手で磨く歯ブラシのデメリットと言えます。

正しいブラッシング方法は、できれば歯科医院で指導してもらったり、動画などで磨き方を確認した方が、キレイに磨く技術が身につきやすいでしょう。

また、歯ブラシでする正しいブラッシング方法では、歯1本につき10回~20回程度を目安に小刻みに優しく磨くため、キレイに磨ききるのに時間がかかります。

歯ブラシだけでは歯の隙間などを磨ききれないため、歯間ブラシやデンタルフロスも使うことがおすすめです。

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシのメリットとデメリット

電動歯ブラシも多くのメーカーから販売されています。
電動歯ブラシには「回転式」「振動式」「音波式超音波式」のタイプがあり、それぞれに特徴があります。

自分に合ったタイプの電動歯ブラシを選ぶことで、次のようなメリット・デメリットがあります。

電動歯ブラシのメリット

  • 清掃効率が良い
  • 誰でも簡単に歯垢が落とせる
  • 手が疲れない

電動歯ブラシは歯に優しくあてて、歯ブラシを動かす必要がなく、人間の力では不可能な速さでたくさんの振動を歯に与えます。

その振動により短時間で磨きにくい深い部分までしっかりを歯垢(プラーク)を除去することができるので、手で動かす歯ブラシよりも圧倒的に清掃効率が良いです。

お子さん、高齢の方、誰であっても、勝手に振動してくれるので正しく歯に当てさえすれば、簡単に歯垢(プラーク)を落とすことができます。

また、手磨きのように自分で歯ブラシを動かすことがないので手が疲れません。

しっかり歯ブラシを握る力がない方でも、手にフィットして軽い電動歯ブラシを選ぶことで、歯垢(プラーク)除去が簡単にできます。

電動歯ブラシのデメリット

  • 比較的高価格
  • 電池・電力がないと使用できない
  • 歯や歯茎を傷つける可能性がある

電動歯ブラシの価格は、約¥400~¥40,000とメーカーや機能性などにもよりますが、高級な買い物だと言えるのではないでしょうか。

先端部分の歯ブラシは交換が可能ですが、先端だけでも¥300~¥2,000程度します。

電動歯ブラシの価格は高価ですが、家族で先端(交換ブラシ)だけ換えて共有して使用することもできます。

また「電動」とついていることからもわかるように、電動歯ブラシには乾電池式や充電式があり、電池の交換や毎回の充電は手間やお金がかかります。

電動歯ブラシだけではなく手で磨く歯ブラシも同じですが、自分の口内の状態に合っていないヘッドや、パワーが強い電動歯ブラシを使用していると、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

近年の高い機能性の電動歯ブラシであれば、強い力で磨いていると止まったり、ランプがついたりするものもあります。

「電動歯ブラシ」タイプ別おすすめな人

ブラシの振動数や動き方によって「回転式」「振動式」「音波式・超音波式」に分けられていますが、タイプごとに特徴も異なるため、タイプ別でおすすめな人を紹介します。

特徴おすすめな人
回転式丸いブラシが左右に回転してしっかりと歯垢を落とす・手磨きよりもしっかりと歯垢を落としたい人
振動式ブラシがタタキ振動と横振動の2方向で振動して歯垢を浮かせて磨く・ある程度歯垢が落とせて使い勝手がよいものがいい人
音波式・
超音波式
音波による左右振動でやさしく動く・歯の矯正中の人
口内環境が荒れていてやさしい振動がいい人

どの電動歯ブラシのタイプもですが、メーカーによって除去率に差があります。

歯磨きでは電動歯ブラシの方がプラークの除去率が高いとも言われており、普段からあまり歯磨きが得意ではないという方は、電動歯ブラシを使用することで磨き残しを減らすことができます。

ただし、電動歯ブラシは自分の歯や歯茎の状態に合っていないブラシを使用していると、歯茎や歯面を傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。

歯のすみずみまでキレイにする正しいブラッシングの仕方

綺麗にするブラッシング方法

歯ブラシ・電動歯ブラシのどちらであっても重要なのが正しいブラッシングです。

普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで歯垢を除去することができます。

磨き残しが多くなってしまう人のブラッシングは、磨きやすいところだけ磨いて、奥の方の磨きにくいところは適当に磨いてしまっています。

ブラッシングをする位置があちこち飛んでしまわないように、磨く順番を決めて1本1本を優しくブラッシングするのがおすすめです。

正しいブラッシングの方法

スクラビング法

歯の外面に歯ブラシの毛先を90度の角度であてて、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
奥歯の裏側や嚙み合わせ面の歯垢(プラーク)の除去に適しています。

バス法

歯と歯茎の境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方で、歯垢(プラーク)の除去と歯茎のマッサージ効果があります。

おすすめのブラッシング方法

スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせて磨く

 

ブラッシングをした後に舌で歯の表面を触ってみると、歯の表面のプラークが除去されて、ザラザラからツルツルになっているのがわかるでしょう。

自分に合った歯ブラシ・電動歯ブラシの選び方 まとめ

歯を磨きやすく、奥歯や細かい歯の隙間にまで届き、歯の汚れをキレイに除去することができるのが、自分に合った歯ブラシと言えます。

それが手用歯ブラシも電動歯ブラシであっても、プラークが付着した箇所にブラシを当て、適切なブラッシング圧で、1本1本の歯を丁寧に磨くことが大切です。

どの歯ブラシがが自分に合った「ヘッドサイズ」「毛の硬さ」「毛の細さ」「ハンドル(持ち手)の形状」なのか、歯ブラシ売り場でチェックしてみましょう。

また、毛先が届きにくい箇所には歯間ブラシやフロスを使用して、できる限り磨き残しがないようにしましょう。