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口臭は、人と近い距離で会話をしていてその距離が近ければ近いほど、本人だけではなく相手の口臭も気になったりすることがあります。
自分の口臭が気になってはいるものの、気軽に周りの人に聞いたりすることもできず、また聞いたとしても「大丈夫だよ」と言われて安心したとしても、実際のところは相手が気遣ってくれているだけで不快な思いをさせてしまっているかもしれません。
口臭の自覚があるという方は多く、口臭の原因には一時的なものもあれば生理的なものもあるなど人によって違ってきます。
気になる口臭の原因とは?

本人やまわりにいる人の呼気を不快に感じさせてしまう口臭は、自覚があるという人は80%を超えるといわれます。
一時的にニオイが強くなる生理的なものもあれば、舌苔(ぜったい=舌にたまった食べカスや粘膜、細菌のカス)の異常、歯周病などの口内トラブルに原因があるものもあり、その他に心理的な口臭などもあります。
口内の細菌によるニオイ
人間の口内には細菌(バクテリア)が1000~2000億個いると言われており、身体に侵入してくる病原菌をシャットアウトしてくれており、人が健康に生きていく上では欠かすことができない役割を持っています。
しかし、これは毎日こまめに歯磨きをしている人の口内の正常な細菌の数であって、口内の粘膜が剥がれ落ちたカスや唾液、食べ物のカスなどに含まれているタンパク質が、口内の細菌によって分解、発酵する過程で口臭の原因となるガスが発生します。
毎日歯磨きをせずに口内の環境が悪く細菌の数が多い人ほど、次のようなニオイが発生してしまい口臭がきつくなります。
- 野菜が腐ったようなニオイ(メチルメルカプタン)
- 卵の腐ったようなニオイ(硫化水素)
- 生ゴミのようなニオイ(ジメチルサルファイド)
特にメチルメルカプタンは、口臭の強弱と強い関係があるとされいて、口臭を評価する指標となっています。
口臭の原因はさまざまなので、口臭測定器で測定することで数値が高く出た人は原因を知ることで、口臭対策をすることで口臭を少なくすることができます。
唾液の分泌量の減少によるニオイ
人間として生きている以上、誰もが起こる可能性がある自然発生的な口臭があり、特に唾液の分泌は口臭に大きく影響します。
口内が乾燥して唾液の量が少なくなると口内がネバつき、口内の酸素が少なくなるため細菌が活動しやすい環境になってニオイが発生する可能性がある生理的な口臭です。
唾液は、「噛む」「話す」など口を動かして唾液腺を刺激することによって分泌が増えます。
口の中を洗浄・自浄する働きをするため、口をあまり動かさず唾液腺が刺激されないと、唾液が減って口の中が乾燥して自浄作用が低下しタンパク質を分解する細菌が増えるため、口臭も濃縮されてニオイがきつくなります。
唾液の量が少なくなったときに発生する口臭は、歯磨きや食事、水分を摂ると、口の中が潤って唾液の量が増えて急激に口臭が弱まったりします。

睡眠中の口内は、唾液腺が刺激されないため唾液の分泌量が減少するだけではなく、口呼吸や水分不足などで口の中が乾燥しやすいため、朝起きたときの口臭はきつくなりがちです。
また、長時間食事をしていない空腹のときも、唾液の分泌量が減るため口臭がきつくなります。

唾液の分泌は自律神経「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経によってコントロールされています。
普段の生活の中で分泌される、リラックスして副交感神経が優位になっているときの唾液は、水分が多くタンパク質が少ないサラサラした感じになり、唾液の水分が多くなるため口内が潤っています。
しかし、緊張したりストレスがあるときには交感神経が優位になり、唾液の分泌が減ってしまいます。水分が少なくタンパク質が多いため、口の中が乾いたり、ネバネバした感じになり口臭がきつくなります。

女性の卵巣で作られている女性ホルモン「エストロゲン」は、唾液の分泌と関係があり、妊娠時、月経時、思春期、更年期など、女性ホルモンが変調するときにも口臭がきつくなることがあります。
ホルモンが変調すると唾液の分泌を調節する「自律神経」の乱れを引き起こしやすく、唾液の分泌量が減少してしまい口臭が起こりやすくなります。
特に、閉経前後5年間の約10年間の更年期は、女性ホルモンの分泌量が大きく減少してホルモンバランスも乱れやすく、唾液が出にくくなって口臭がきつくなることもあります。
飲食物・嗜好品から吸収したニオイ
ニンニクやニラなどを食べた後やお酒を飲んだ後など、ニオイが強い飲食物を摂ると体内に消化吸収されて血液中に移り、そのニオイが肺を通って口臭となりますが、これは一時的なものなので時間がたつとともにニオイはなくなります。
また、喫煙によるタバコ臭は、タール成分が口内に残ってしまうことでニオイを引き起こします。
身体や歯の病気によるニオイ
歯科疾患、その他の身体の不調など、その病気によってニオイが身体に起こっている異常のサインとなっていることがあります。
歯科疾患では、歯周病・虫歯・歯垢・歯石・舌苔(ぜったい)、唾液の減少、入れ歯の清掃不良などが原因になることもあります。
舌苔とは、舌に付着した白っぽい汚れで、口臭を引き起こす細菌やタンパク質を多量に含んでいます。
舌苔は健康な人にも多少あるものですが、口の中が乾いていたり、胃腸の病気、脱水を伴う病気があったり、体調がよくないときなどに舌苔がつきやすく、厚くなってしまうと口臭の原因となります。
歯科疾患に多い歯周病によって口の中にたまっている歯垢(プラーク)も、舌苔と同じように多量の細菌とタンパク質が集まっています。
歯周病によって炎症が起こっていると、多量のタンパク質が細菌に分解されてしまうことで、きつい口臭が発生します。
鼻やのどの病気で、扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)など、感染による炎症がある場合、口の中に膿みが流れ込んで口臭を発生させてしまうことがあり、逆流性食道炎などがある方は、すっぱい胃液が食道に逆流することによって口臭が発生してしまうことがあります。
その他に、肝機能低下、腎機能低下、糖尿病、悪性腫瘍などの病気がある場合、代謝産物が血液中に増えて口臭が発生することがあります。
疲労や空腹があると肝臓が体にエネルギーを供給しようとして、脂肪酸から作られるエネルギー源である「ケトン体」という物質を作り血液中に放出します。
ケトン体が増えすぎると甘酸っぱいニオイのするガス(アセトン)となって肺から出てくるので口臭が強くなります。
心因性によるニオイ

口臭があることによる学校や職場での悪口やからかいで、自分自身で口臭があると思い込んでしまう心理的な口臭もあり、長い間苦しんでいる方もいます。
ほとんど口臭がないのに口臭が気になる心因性の口臭の方の場合も、本当に口臭があるのか口臭測定器で測定することで自分に口臭があるのか知ることができます。
口臭予防のためのおすすめのケアとは?

キレイで健康な歯、爽やかな息でいるためには、やはり口内環境がよく健康でなければいけません。口内を清潔に保つ役割をしている唾液は、乾燥して量が少なくなってしまうと悪い菌が留まってしまい、虫歯や歯周病など口臭の原因になってしまいます。
では、口内環境をよくするためにどのようなオーラルケアができるのでしょうか。ここではいくつかを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 歯磨き
- 舌磨き
- 口の中の乾燥を防ぐ
- マウスウォッシュ
- サプリメント
歯磨き
歯垢(プラーク)細菌によって口臭が発生している場合は、毎日のブラッシングで歯周病を予防し、フロスなども使ってより丁寧に汚れを落とすことが大切です。
食後に歯磨きをする習慣をつけるようにして、舌も優しくブラッシングをして、表面に付着した細菌を取り除き、歯と歯の間に付着した細菌や食べカスを残さないように、フロスで取り除くことでより口の中を清潔にすることができます。
舌磨き
舌苔は口臭の原因の1つで、食べかすや口の中ではがれた粘膜、細菌が舌の表面に付着して繁殖してついたものなので、口の中が清潔でないと舌苔がつきやすくなります。
歯磨きだけではなく、舌磨きで舌の表面についている白い苔状の「舌苔(ぜったい)」を除去することで口臭予防をすることができます。
舌苔は専用の舌ブラシや毛先の柔らかい子ども用の歯ブラシなどで1日1回、朝にやさしく除去することがおすすめです。
口の中の乾燥を防ぐ
口の中が乾燥してしまうと唾液の循環が悪くなり、口臭がきつくなるだけではなく、歯に汚れがつきやすくなってしまったり、歯を覆っている唾液のタンパク成分も乾燥して歯を変色させてしまうことがあるため、口呼吸ではなく鼻呼吸をする意識をしましょう。
口の中が乾燥しないように、こまめに水を飲んだり、ガムを噛んでだ液の分泌を増やしたりなど、口の中が潤うようにすることで口臭予防や着色汚れを予防します。
マウスウォッシュ・デンタルリンス
マウスウォッシュは歯磨きをしたあとに口に含んですすぐだけに対し、デンタルリンス(液体歯磨き)はすすいだ後に歯ブラシでブラッシングをします。
どちらも口の中全体に行きわたらせて口内の雑菌を除去しますが、口臭予防だけではなく、着色汚れを予防、歯垢付着予防、虫歯、歯肉炎予防などができるものがあります。
サプリメント
香りで口臭をケアする口臭サプリは、飲むサプリやタブレットタイプ、胃からの口臭を消すサプリなど種類が数多く存在します。
サプリメントは持ち運びがしやすいので、外食をしたあとなど出先で口臭がきになった時に手軽にケアすることができます。なかには、口臭を消すだけではなく、体内環境をケアできる成分が入っているものなどもあるので、自分に合ったものを選ぶようにしてみましょう。
ホワイトニング歯磨き粉で歯をキレイにすると口臭予防もできる?

笑ったときに見える歯の白さは、男女ともに白い方が顔全体の印象を明るくさせるため、見た目にも清潔感があって印象がよくなるということもあり、多くの方が歯のホワイトニングを意識するようになってきました。
ホワイトニング歯磨き粉を使用した歯のホワイトニングは、正しいブラッシングで歯の表面の汚れを落として、本来の自然な歯の白さを取り戻すための方法です。
ホワイトニング歯磨き粉を使用したホワイトニングをするようになると、歯の表面の汚れを落とすためにするブラッシングによって、虫歯予防や、口臭予防、歯周病の予防などの口内環境もよくなってきます。
ホワイトニング歯磨き粉を購入するときに、汚れを落とす成分だけではなく、虫歯予防や、口臭予防、歯周病の予防などのさまざまな成分が配合されているものを選びましょう。
就寝中には唾液の分泌量が少なくなることで口内環境が悪くなりがちなため、就寝前の歯磨きはブラッシングに力が入ってしまわないように軽い力でしっかりと磨いて、口の中に汚れが残らないようにすることが大切です。
歯のすみずみまで磨ける歯ブラシの選び方
ホワイトニング歯磨き粉を使用して本来の自然な歯の白さを取り戻す前にまず確認したいのが、自分の口の大きさに合った歯ブラシを使用してブラッシングができているかということです。
せっかくのホワイトニング歯磨き粉も、自分に合った歯ブラシを使用していなければ、しっかりと歯のすみずみまでブラッシングすることができません。
また、歯茎に傷がついてしまったり、磨き残しがあることで虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。では、健康で美しい歯を維持していくためにはどのような歯ブラシを選べばいいのでしょうか。
歯ブラシのヘッドの大きさは「自分の上の前歯2本分」位の大きさがおすすめです。
細かく磨くことが苦手だからと大きすぎるヘッドの歯ブラシを使うと、奥歯や細かい部分に毛先が入っていかず、磨き残しの原因になります。
歯ブラシの毛のかたさはには、「やわらかめ」「ふつう(レギュラー)」「かため」の3種類があります。
歯ブラシのかたさによって歯垢を落とす力が変わり、「かため」が一番歯垢を落とすことができますが、歯茎が傷ついてしまい歯茎下がりの原因にもなる可能性があるため避けた方がいいでしょう。
歯茎が健康な人は「ふつう(レギュラー)」を、歯茎が弱っている人は「やわらかめ」を選び、歯垢を落とす力が弱くなる分を時間をかけて丁寧に磨き、歯茎を優しくマッサージするぐらいの力で歯を磨きましょう。
持ち手の形状は、真っすぐなものやグリップがついているものなど、歯ブラシのメーカーによって違いがあります。
人によって手にフィットする形状が違うので、グーで持って強く磨いてしまいがちな人はボールペンを持つようにして磨ける真っすぐで細めのものを、しっかりと握ることができにくい人は握りやすい太めのものを選んで、歯を磨くのに余計な力がかからないものを選びましょう。
歯ブラシは毛先が開いていなくても衛生上1カ月に一度、電動歯ブラシは替えブラシを3カ月ごとに取り替えることがおすすめです。毛先が開いてしまった歯ブラシは歯垢(プラーク)を落とす力が低下して磨き残しができてしまうため、早めに取り替えるようにしましょう。
歯のすみずみまでキレイにするブラッシングの仕方とは?
普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで汚れを除去して歯が白くなります。
しかし、磨き残しが多くなってしまう方のブラッシングは、磨きやすいところだけ磨いて、奥の方の磨きにくいところは適当に磨いてしまっています。
ブラッシングをする位置があちこち飛んでしまわないように、磨く順番を決めて1本1本を優しくブラッシングするのがおすすめです。
正しいブラッシングの方法

歯の外面に歯ブラシの毛先を90度の角度であてて、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
奥歯の裏側や嚙み合わせ面の歯垢(プラーク)の除去に適しています。
歯と歯茎の境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方で、歯垢(プラーク)の除去と歯茎のマッサージ効果があります。
おすすめのブラッシング方法は
スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせる
ホワイトニング歯磨き粉による口臭予防についてのまとめ
社会人ともなるとやはり口臭も相手の方に対するエチケットの1つとして考えられるため、タバコを吸う方や食事をした後などにもガムを噛んだり、歯磨きをしたりなどのケアをするようになります。
歯の黄ばみや着色汚れを除去するためにホワイトニングをしようと思うことで、口内全体を意識するようになるため、さまざまな口内トラブルをなくしていくことができます。
自宅でできるホワイトニング歯磨き粉によるホワイトニングは、歯の表面の汚れを除去することによって、本来の自然な歯の白さを取り戻すということであって、今すぐ真っ白な歯にしたい!という方は歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。