「ピルはどんな人が飲んでいるのか詳しく知りたい」
「ピルをいざ飲むとなると不安…」
「ピルを処方してもらうとしたら、どのクリニックが良いの？」

そんなピルに関するお悩みを解決します。

ピルを飲んでいる人の特徴や、どんな状況の時に処方を検討したらいいかを知りたいですよね。

当記事ではピルを飲んでいる人の特徴と、服用するかどうか判断する方法を解説します。

ピルを飲むかどうかについては、急いで決める必要はありません。

自分自身が納得した状態でピルを処方してもらうのが大事なので、記事を読みながらじっくりと検討してみてください。

低用量ピルを飲んでる人の特徴

1. 避妊

1つ目の特徴は、避妊が目的で低用量ピルを飲んでいる人です。

避妊の方法は複数ありますが、ピルを飲むことによって、避妊の確率を高められます。

ゴムなどの避妊を行なっていない場合や、ゴムによる避妊だけでは不安な方はピルを服用する場合があります。

2. PMSの改善

PMSの改善目的でも、ピルを服用するケースがあります。

オンラインでのピル処方に対応しているメデリピルでは、以下のような記載がありました。

低用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンを少量ずつ含んでいます。服用することによって脳が排卵の指令を出さなくなり、ホルモンの増減の波がなくなります。
排卵がないと、むくみや便秘、肌荒れなどの原因となるプロゲステロンも上がらないのでPMSの症状を抑えられるのです。

引用：メデリピル：生理前の不調はPMS？ピルがPMSに効果的な理由

効果に関しては個人差がありますが、ピルを服用するのも1つの選択肢にはなると言えます。

3. 月経痛・排卵痛の軽減

月経痛や排卵痛の軽減が目的でも、ピルを飲む場合があります。

生理不順や生理痛が起こることには、排卵が関係しています。
そのため、ピルの作用で排卵を抑制すれば、生理不順や生理痛など月経に関する悩みが解消されます。

生理痛に悩む女性は多いですが、生理痛が起こる原因はプロゲステロンの分泌量が多いことです。
これにより血液を排出する時に必要以上に子宮が収縮してしまうため、痛みが起こります。
ピルを内服すれば、プロゲステロンの分泌が減少するので、子宮が痛むほど収縮してしまうことを抑制してくれます。

引用：銀座まいにちクリニック-ピルを飲むと生理ってどうなるの！ピルを飲むことで訪れる変化について詳しく解説します。

月経痛や排卵痛や辛く、どうしても改善しない場合に、ピルの服用が考えられます。

4. 子宮内膜症の改善

子宮内膜症の改善目的でも、ピルを服用するケースもあります。

鎮痛剤などで一時的に症状を和らげる対症療法と、低用量ピルやジエノゲストを使う内分泌療法があり、低用量ピルは内分泌療法です。

鎮痛剤で思うように痛みが和らがない場合に、低用量ピルを服用する場合があります。

低用量ピルは、子宮内膜の増殖を抑える作用に優れているため、子宮内膜症の予防や治療をすることができます。

引用：杉並区医師会-治療薬としての低用量ピルの話

子宮内膜症は、本来であれば子宮内にのみ存在する子宮内膜が、骨盤内・外のいろいろな場所で増殖してしまう病気です。
子宮内膜症は、月経を繰り返す度に悪化していき、不妊症の原因となることが問題になっています。
子宮内膜症がひどくなると、月経時以外にも下腹部痛が起こり、性交痛や排便痛などの症状が現れることもあります。

引用：杉並区医師会-治療薬としての低用量ピルの話

子宮内膜症の症状を抑えたり、予防したりする目的で、低用量ピルを処方してもらえます。

5. ニキビ改善

ニキビ改善が目的で、低用量ピルを処方する場合もあります。

皮膚科や美容皮膚科の治療に行くケースが多いですが、ニキビの原因によっては低用量ピルによるニキビ治療も選択肢です。

生理中のニキビや肌荒れが女性ホルモンに起因していますがピルによって女性ホルモンを体内に取り込むことで、ホルモンバランスを整え、肌荒れやニキビの改善が期待できます。

引用：吉祥寺まいにちクリニック-低用量ピルによるニキビ治療について

低用量ピルはニキビの改善効果があることがわかっています。
何か月も服用しても症状が良くならない場合や悪化する場合は、お薬が身体に合っていない可能性があります。お薬は途中で変更できますので、気になる方は医師にご相談ください。

引用：スマルナ-低用量・超低用量ピル

低用量ピルによるニキビ治療に対応しているクリニックは多数あります。

ピル以外のニキビ治療と比較しながら、治療法を比較・検討してみてください。

月経移動用ピルを飲んでる人の特徴

1. 旅行日に生理が重なる人

月経移動ピルは旅行に重なる場合に、服用するケースがあります。

せっかくの旅行に生理が重なってしまうと、旅行を楽しめません。

せっかくの旅行なのに、体調が良くないのは辛い…

そんな事態を避けるために、月経移動ピルを服用します。

2. 結婚式など重要な予定の生理を避けたい人

結婚式など重要な予定の時の生理を避けたい場合も、月経移動ピルを使用するケースがあります。

重要なイベントの一覧をまとめました。

上記のようなイベント時には、月経移動ピルを使って、生理日を移動するのも1つの方法です。

ピルを飲んでる人の割合は？

ピルを飲んでいる人の割合は、過去にデータが算出されています。

過去のデータではあるので、鵜呑みにはできませんが、2019年のデータによると内服率は2.9%となっていました。

国連の発行している「避妊法2019（Contraceptive Use by Method 2019）」のデータによると、日本のピル内服率は2.9％。

引用：あおぞらクリニック-低用量ピル

避妊法2019（Contraceptive Use by Method 2019）のデータを用いて世界のピルの内服状況を見てみましょう。欧米諸国のピル内服率を見てみるとノルウェー25.6％、英国26.1％、フランス33.1％、カナダ28.5％、米国13.7％となっています。一方で、東アジアにおけるピル内服率は、中国2.4％、香港6.2％、韓国3.3％となっています。また、東南アジアのピル内服率は、ミャンマー8.4％、ベトナム10.5％、タイ19.6％、マレーシア8.8％、カンボジア13.7％となっています。

世界のピル内服事情をここで確認した上で、次のデータを見ていきましょう。

3.日本での普及率は？先進国の中でもあまり普及していない？
先ほどのデータで日本のピルの内服状況を見てみると日本のピル内服率は2.9％となっています。

引用：クリニックフォア-日本は低用量ピル後進国？日本で普及率が低い理由について、医師が解説します。

欧米諸国と比較すると、日本ではピル処方が普及していないと言えます。

ピルのオンライン診療が解禁されたため、今後ピルの内服率がどのように推移するのか注目です。

ピルを飲まない方がいい人の特徴

上記に当てはまる場合は、ピルを飲まないのがおすすめです。

飲まない方がいい人の特徴に関しては、「ピルを飲まない方がいい人の特徴」で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

ピルを飲むかどうか迷っている人はどう判断する？

ネットの情報だけで判断するのはおすすめしません。

間違った情報が入ってしまう可能性があるため、体を大事にしたい方は医療機関に相談しましょう。

判断基準1. 病院の診察を受けて判断する

近隣の病院に行ってみるのも1つの方法です。

医師の診察や問診票の結果から、本当にピルを処方してもらっていいか質問しましょう。

ネット上の意見を見て判断すると、判断までに時間がかかってしまい「結局、病院に行った方が早かった」となってしまう可能性があります。

判断基準2. ネットで相談できるプラットフォームで相談する

ピルの処方について、ネットで相談できるプラットフォームもあります。

LINEに登録して、LINEから相談できるメデリピルなどを活用すると、ピルの処方に関して回答が得られます。

検索結果の情報やSNSの情報は、どんな人が発信しているかわかりません。

ピルを利用した経験がない人が発信している可能性もあるので、医師や医療関係者に相談できるプラットフォームを使ってみるのも1つの方法です。

判断基準3. オンライン診療で判断する

オンライン診療を受けてみるのも1つの方法です。

自宅からスマホ1台で、医師の診察を受けられます。

ただ、オンライン診療は薬の処方が前提で進むケースが多いです。

薬を処方する前提で話が進むと、自分の意見が言いにくいかもしれません。

処方しないという選択肢もあるわけですが、診察中に「どの薬を処方しますか？」という質問を受ける可能性もあります。

このような質問に答えづらいなと感じる方は、LINEやメールで相談できるプラットフォームを利用するのがおすすめです。

ピルの処方に対応しているオンライン診療3選

オンライン診療の詳細な比較は「低用量ピルが安いおすすめのオンライン処方7選を徹底比較」で解説しています。

ピル処方を少しでも検討している方は、一度チェックしてみてください。

ピルを飲んでる人に関してよくある質問